第二農場は、別名『ユートピアファーム』と呼ばれています。
創業者の赤塚充良の構想の一つでもある、『ユートピアファーム構想』は、昨今の高齢化社会問題において、定年を迎え、まだまだ働ける元気なシルバーの方々に、心の癒し、仲間、仕事のやりがいを提供する新しい園芸の生産体系として考えられました。
第二農場では、閉塞感のない高い天井と床暖房設備、FFC水の散霧で、とても気持ちのよい働きやすい環境の中で、様々な植物を生産しています。
第二農場のD棟は、通称『希少植物保存温室』と呼ばれ、熱帯系の希少な植物が数多く、植えつけられています。季節折々に咲く珍しい花々は、とても美しく、魅惑的です。
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- ヒスイカズラ
- ルソン島に自生する常緑つる性木本。葉は長さ10 ~ 15 cmで3出複葉です。花色がとても奇抜なヒスイ色をしており、花が咲くと何とも言えない存在感があります。4 ~ 5月に開花します。
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- サガリバナ
- 常緑で、通常、湿地林とくにマングローブのすぐ後方に群生して、「サガリバナ群落」をつくることがあります。葉の腋から垂れ下がる総状花序は直径5 cm、長さ50 cmにもなります。夏になると開花しとても美しい花ですが、開花時間が主に夕方から夜のため、その姿はあまり知られていません。
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- トックリキワダ
- ピンクの花が12月から1月にかけて咲き、実は種子を包むようにカポック綿がある。この綿は枕、座布団、クッション等の詰め物として利用される。ブラジルでは、日本の桜の代わりにこの花で春に『お花見』を行います。
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- イランイラン
- 夏になると細長い黄色の花弁の花が開花します。とても強い芳香があり、香水の材料として使用されます。
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- ベトナムツバキ
- ベトナムの王家で愛されていた貴重なツバキと言われており、一般のツバキのイメージが違う蝋細工のような質感があります。紅色の花びらでとてもエキゾチックな雰囲気があります。開花は秋から春です。
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- インドボダイジュ
- 先端が尾のように伸びる不思議な形の葉をもちます。インドでは主要三神が住む樹木として神聖視され、この木の下にて釈迦が悟りを得た歴史上とても重要視される樹木です。