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「鈴鹿の森庭園 しだれ梅 名木苗」をご購入いただき、誠にありがとうございました。
鈴鹿の森庭園もおかげ様で無事に閉園することができ、しだれ梅たちも来年の開花のために心新たに準備を始めていることでしょう!
さて、今回はこの時期にしておきたい「しだれ梅の苗木の管理(花終わり後の剪定)」についてご案内いたします。
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4/12現在の様子。職人さんの匠の技により、すっきり剪定されたしだれ梅。
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しだれ梅の苗木の管理~春編
花終わり後の剪定作業のご紹介
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「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」ということわざがあります。桜の場合、枝の切り口から菌が入りやすく剪定には注意が必要ですが、梅は余計な枝を切らないと樹形が崩れたり、花がきれいにつかなくなってしまいます。
梅は新しく伸びた枝にお花を咲かせ、古い枝には咲きません。毎年、美しく花咲く姿を楽しむためには古枝を剪定して、新しい枝を伸ばしておく必要があります。
今回は、花後の時期に、来年もお花を楽しむためにやっておきたい剪定作業をご紹介します。
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②花後、4月中に枝を1/3~半分程度切り詰めます。新芽2~3芽あたりの上がおすすめです。
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剪定例1)※剪定箇所直前の芽は、下向きのよりも上向きの新芽を残したほうが、きれいに枝垂れます。
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③剪定後の様子
※花が咲いた部分の枝には翌年花が咲きません。春から秋に伸びた新しい枝に次の花を咲かせます。
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④もし、実がなっていたら、落とします。鑑賞用品種のため、食用には向きません。実の成熟にエネルギーを取られないように早めに摘み取ります。
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新芽が伸びた状態をイメージして剪定してみましょう!
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⑤以上で剪定は完成です。
4~5月に1回、お礼肥を株元に適量与え、労ってあげましょう。
株全体をもう少し上に伸ばしたい方は、これから新しく伸びてくる柔らかい枝1本を、上方向に向けて支柱に括りつけておきます。この作業は、9月以降の秋口になると枝が硬くなり、上に誘引しにくくなりますので、新しい枝がまだ柔らかい時期(8月中くらい)にぜひお試しください!
鈴鹿の森庭園の名木たちに想いを馳せながら、ぜひ名木苗の美しい花や樹形を楽しんでいただければ幸いです!
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